名句 #0006

2009.04.04


子どもたちとおんなじに、ぼくもスーパーマンや仮面ものが大好きなのですが、いつもふしぎにおもうのは、大格闘しても着ているものが破れないし汚れない、だれのためにたたかっているのか、よくわからないということです。

ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです。そしてそういう捨身、献身の心なくしては正義は行えませんし、また、私たちが現在、ほんとうに困っていることといえば物価高や、公害、飢えということで、正義の超人はそのためにこそ、たたかわねばならないのです。

あんぱんまんは、やけこげだらけのボロボロの、こげ茶色のマントを着て、ひっそりと、はずかしそうに登場します。自分を食べさせることによって、飢える人を救います。それでも顔は、気楽そうに笑っているのです。

さて、こんな、あんぱんまんを子どもたちは、好きになってくれるでしょうか。それとも、やはり、テレビの人気者のほうがいいですか。
やなせたかし 「あんぱんまん」あとがきより






TOKIWA TOP
TOKIWA's Scrap Book

Track Back(0)

Track Back URL: http://tokiwadesigns.com/mt/mt-tb.cgi/113

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 名句 #0006

Comment(2)

Ryoco :

ごもっとも!
ウル◯◯マンが暴れた後処理は誰がすんねん!!
っていつも思ってた...。

TOKIWA :

>Ryoco

・・たしかに。
スペシウム光線で怪獣を粉々にしたら、肉片類の飛び散りがハンパやないと思います・・

コメントする