友人のおじいちゃんの漁船に乗せてもらった。
海の男は、かっこいい。
海を生業とする「本物」の男、おじいちゃんはかっこいい。どこまでも寡黙。 何も言う事無く、ただひたすら寡黙に船を操るおじいちゃん。
その無言な背中は、俺なんぞが何年かかっても追いつけないダンディズムに満ちており、まさに大海原そのものの後ろ姿は、宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長とダブって見えた。
いつになったら俺はおじいちゃんのような背中になれるのだろうか?
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
波ニモマケズ
オジイチャンノヨウナ男ニ
ワタシハナリタイ
が、
フナムシの大群ごときにビビっている俺。まだまだ先は長い。
